
膝まわりには、痛みや動きに関係する重要なツボがいくつもあります。これらのツボを鍼やお灸で刺激することで、膝の痛みを和らげたり、血流を改善して動きをスムーズにする効果が期待できます。特に膝関節症や変形性膝関節症など、加齢や負担によって起こる不調に活用されることが多いです。
代表的な膝のツボ
犢鼻(とくび)
膝のお皿の外側下にあるツボ。
→ 膝の前側の痛みによく使われます。
内膝眼(ないしつがん)・外膝眼(がいしつがん)
膝のお皿の両わきにあるツボ。
→ 膝の違和感や腫れ、動きの硬さに。
足三里(あしさんり)
膝のお皿の外側下から指4本下にあるツボ。
→ 消化器系の働きや体力回復にも有名ですが、膝の血流改善や筋肉のこわばりにも有効。
陰陵泉(いんりょうせん)
すねの内側をたどり、膝下のくぼみにあるツボ。
→ むくみ、冷え、膝内側の痛みに。
鍼灸での効果
・膝関節周囲の血流改善
・炎症や腫れの緩和
・筋肉・腱の柔軟性向上
・歩行や立ち上がりの動作を楽にする
セルフケアとして
ご自身で指圧や温めるケアをするだけでも、膝の不調を和らげる助けになります。ただし、強く押しすぎないこと・痛みが強いときは専門家に相談することが大切です。
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